クライアントとは?サーバーとは?
前回は、ネットワークの基礎ということで、コンピューター同士がつながることの意味を漠然とイメージしていただけたと思います。そこで、今回は、つながれたコンピューター同士での役割分担について説明したいと思います。
インターネットをしていると、おそらく、サーバーという言葉はなんらかの形で聴いたことがあるのではないでしょうか?メールサーバーだとかウェブサーバーだとか。また、インターネットをしていて画面がなかなか表示されず、挙句の果てに「サーバーから応答がありません」というようなメッセージが出ます。このように、何らかの形でサーバーという言葉に触れていると思います。では、このサーバーとはいったい何なのでしょうか?
サーバーとは、給仕、つまり、ネットワーク上でサービス提供してくれるコンピューターのことを言います。そして、クライアントとはお客さん、つまり、そのサービスを受けるコンピューターのことを言います。
役割分担の必要性
なぜこのような役割分担をする必要があるか、それは、限られたコンピューターやネットワークの資源を効率的に使うためです。普段、あまり意識せずにメールの送信や受信、ホームページの閲覧を行っていると思いますが、インターネットに接続された皆さんのパソコンはクライアントとして機能しています。
実際の紙の手紙を出すときもポストに投函し、それが郵便局に集められて、そこで効率よく集配されます。実は、インターネットの世界でもこれとほとんど同じような処理でメールの配信が行われているのです。
メールは皆さんのパソコン(クライアント)から宛名を指定して、いったんメールサーバーに向けて発信されます。このサーバーが、実際の郵便局のように、集まったメールをあて先ごとに裁いているのです。また、印刷なども同様です。一人一人のパソコンにプリンターがついていれば問題がないのかもしれませんが、実際、それぞれのパソコンにプリンターを買い接続するのは費用的にも無駄です。
ですから、ネットワーク上にプリンターを共有して、5台で1台のプリンターを使う、というようなことをします。この場合、ネットワークごしに、5台のパソコンが一度にプリンターを使うわけですから、その処理が同時に重ならないように交通整理をしたり、印刷処理をするために、プリンターサーバーというものが存在します(最近はプリンターに簡易な機能を持つものが存在し、別途プリンターサーバーを設置することは減ってきているかもしれません。)
このように、クライアントサーバーシステムとは、LANなどのネットワークにおいて作業分担をすることで、ネットワーク全体として効率的な運用をするための仕組みなのです。





